ワキガの軽減を希望されている方は、脱毛によってある程度の臭いは軽減される可能性はありますが本格的な治療にはわきがの治療が必要です。
通常、腋の脱毛と臭いとの関係として、「脱毛をするとワキガ臭が減少する」というように説明されています。
その理由は、臭いの発生の原因となる雑菌が腋毛がなくなることで減少するからです。
ワキにつく雑菌は腋毛が毛穴に付着する部分に多く住んでいます。細菌にとっては、アポクリン腺が分泌する皮脂やタンパク質は絶好のエサであり、それらが分泌される部分に多くいるのもうなずけます。
これらの箇所を脱毛する=毛がなくなると、細菌が付着する表面積が減少し、アポクリン腺の出口が狭まるために細菌の繁殖が抑えられるのです。
ですから、本来脱毛はワキガ臭を減少するに有効なわけですね。
必ずとはいえませんが、脱毛方法としては電気脱毛のほうがレーザー脱毛よりはアポクリン線に対しては有効と考えられます。
最近はレーザー脱毛が主流ですが、脱毛の手段として前からある「ニードル脱毛」=電気凝固法・+高周波脱毛のほうが臭い対策としては見直す価値があります。
モチロン通常のレーザー脱毛も毛に対しては十分に有効ですね。
■レーザー脱毛
レーザーは色素に反応しますから、黒い毛は脱毛されます。しかし皮下にあるアポクリン腺は茶色ですからこれらまで破壊されるわけではありません
。
この点がレーザ脱毛では、アポクリン腺は破壊できないというお話です。
■電気脱毛
ほんの少し前までは「ニードル脱毛」という電気脱毛が主流でした。
高周波熱と電気分解による1本ずつの脱毛方法です。
この中で使用する、電気凝固法は高圧の電気によりアポクリン腺が熱凝固させられます。これによりタンパク変性を生じさせます。
アポクリン腺、つまり臭いの発生機能を低下させるのですね。
しかし、軽減できる可能性があります。
もし、「ワキ臭が気になる」「脱毛もしたいがワキガ臭もついでに減れば・・・」という希望があるなら、脱毛法としてはレーザー脱毛より電気脱毛のほうが良いかもしれません。
ただし。時間はかかります。(忙しい人には、ここが難点の一つで、レーザーにその座を奪われた原因の一つでもありますね)
そして、できる限り細かい毛まで脱毛するのが臭い対策のコツです。