紫外線の対策方法を考えた時、欠かせない日焼け止めクリーム。
パッケージには必ず「SPF数値」が載っています。
外資系のものと、日本のメーカーでは数値の基準が少し違いますが、日本よりもアメリカ製のもののほうが、同じ効果でも、数値が大きく表示されるものが多いです。
ですから、SPFとかかれている数値で確認しながら、自分に合ったものを、時と場所に応じて使い分けるようにしましょう。
日焼け止めのパッケージには、SPF値とPA値が表示されています。
まず、SPF値の簡単な説明です。
これは、紫外線B波を、どの程度カットできるかを表しています。
イメージとしては、B波はゆっくりと焼けていきます。
例えばSPF10と表示されているものは、何も塗らない状態では10分で日焼けするところを、10倍の100分かけて日焼けする、という意味があります。
現在では、SPFの最高値は50に設定されています。
これは、数値ばかりが上がり(以前、SPF値70!と言うのを見かけました!)
実際の目的や、肌への負担、50以上は殆ど変わらないというものだったため、今では50が標準的に最高値になっているようです。
次に、PA値です。
このPA値は肌を黒くする紫外線A波をどの程度カットできるかを表しています。
PAは+、++、+++の3段階で示されます。
■ +では日焼けを起こすまでの時間を2~4倍に、
■ ++は4~8倍に、
■ +++は8倍以上に伸ばすことを意味しています。
SPF、PA値ともに、高くなるほど紫外線防止効果が高いわけですが、高いクリームほど紫外線吸収剤や散乱剤を多く含んでいるので、お肌に負担がかかってしまいます。
ゴルフやスポーツなど、外で活動する時は、SPF値が30程度、PA値は++程度のものがおすすめです。
日常生活や、1時間程度の外出なら、SPF20以下でPA+程度でも十分です。
紫外線防止効果を高めたいなら、SPFやPA値の高いクリームを選ぶよりも、こまめに塗りなおす方が効果的です。
最近ではファンデーションなどの化粧品にも紫外線防止効果のあるものが多くあります。この場合の考え方には注意が必要です。
SPF値の異なるものを重ねる場合、防止効果はSPF値の足し算になるわけではありません。高い方の値より、少しだけ効果が高まる程度です。
また、つけ方のコツとしては、値の高い方を先に塗った方が効果的です。
紫外線吸収剤の日焼け止めが合わない方は、紫外線反射剤の日焼け止めをお試し下さい。
日焼け止めは、少なからず乾燥や、汚れやすくなる場合もありますので、お肌に負担が少なく、効果的に紫外線を防止できる方法を考えてつけるようにしましょう。
けれど!つけない日焼け負担の方がずっとデメリットですので、必ず紫外線情報など確認して、日常に利用しましょう。
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