０歳児からの教育・習い事
現在、習い事の種類はとても多く小さいうちから通う子供達が増えています。
その中でも０歳のうちから通えるリトミック教室というのがあるのをご存知ですか？
リトミックは、スイスの音楽教育家・作曲家であったエミール・ジャック=ダルクローズ（1865～1950）によって提唱された音楽教育の考え方です。音楽と動きを融合した教育スタイルに特徴があります。
日本には明治時代に紹介されているそうです。
日本ではその後、音楽教育だけでなく、舞踏・演劇・障害児教育でも応用されています。
リトミックとは音楽に合わせて自由に手を叩いたり体を動かしたりすることです。リトミックは、お遊戯やリズム体操とは違い、それぞれの個性を活かし自由な表現をする事や、
又、動きを通して、音楽を学ぶ方法と言えます。あくまでも、学習の結果よりもその学習過程で経験する創造性のセンス獲得にウエイトが置かれているのです。
集中力、直感力、記憶力、思考力、判断力を身につけることも出来るようです。
楽器を演奏する前にまず音楽の楽しさを学びながらリズム感などを身につける事が出来ます。
よく、音楽教室や体操教室と混同されたりしますが、体操・ピアノ教室ではありません。（ピアノや楽器に触れる前に）音楽を聴き、音楽を感じ、その音楽の意味を自然と体で見につけていこうと言う初期レッスンです。
ピアノなどの音楽をを習う前に、リトミックで音楽の初期の段階としての表現力も身につきます。まず誰もが持っている動きを通して音楽を経験し、その特質を味わうのです。
リトミックと言う言葉は新しいものですが、昔から子供達は音楽を感じ、ともにリズムに合わせて体を動かすと言う運動はしていましたよね。
それが、０歳からの教育として、月齢別のカリキュラムになったような感じですね。
やがて、リトミックの中でピアノに触れる機会が生じます。
そこでは、リトミックで経験した音楽的なセンスを基礎に
、ピアノの鍵盤を使って「音楽」に入ります。
０歳からの音楽のふれあいとして、今若いおしゃれなママたちにも人気の「親子レッスン」です。
費用も￥５０００～６０００位が多く、手頃で習い事というよりはお遊びのお教室、という感じで通いやすいと思います。
同じくらいのたくさんの子供達の輪の中で一緒に遊び、触れ合い、スキンシップもとる事が出来ます。
お母さん達のちょっとした息抜きや、コミュニケーションの場にもなりますよね。
子供たちが成長してくると、幼稚園などに通うかもしれません。
その際に「お遊戯的な感覚」でリトミックを行います。
ですから、リトミックは、音楽、そして動きを通じて、音楽に触れ合う過程で行われる行為といえます。
要は、音楽を学ぶ、あるいは音楽を理解するための手がかりとして「動き」を用いるというのであれば、リズム遊びも立派なリトミックであると考えられます。しかし、リズム遊びが、「音楽を感じること無し」に行われていれば、それはリトミックとは違ったものになりますね。
リトミックの対象は、幼児、小学生、音楽学生、高齢者、障害をお持ちの方等などに応じて、さまざまな独自の方法が考案されています。
■■■一般的なリトミック・レッスンの目安■■■
♪半年～１歳
ママとのしっかりした絆を作る大切な時期です。
レッスンでは、歌やリズム合わせてママと一緒に体を動かしたり、楽器を鳴らしてみます。全身を使って音やリズムを経験することによって言葉や感覚の発達を促すと共に、音楽表現に必要な基礎能力を蓄えていきます。音の強弱、高低、拍子などを聞き分けて動きましょう。
♪１歳～２歳
想像力が芽生える時期です。
レッスンでも積極的に創造活動を取り入れ、自然や動物などを通して音楽を感じながら、身体で表現することを楽しみます。
また、成長の著しいこの時期は、曲の聞き分けや拍の違いを認識できるようになるなど、リズム感を中心に音感も高まっていきます。視覚、聴覚、触覚など、様々な要素を刺激しながら、音への反応を通して判断力、表現力などを育てましょう。
♪２～３歳
日々、新しいこと、身体を動かすことも大好きです。
音の強弱や高低など、基礎的な音楽の要素を学んだ上で、少しずつ、楽器も使ってみます。
音楽表現の感覚を養うことで、心の集中を高め、自分のからだをコントロールし、独自の表現できるようになっていきます。
また、ドレミの音の認識ができるようになる時期でもあり、音のフレーズ感を養うことによって感性を豊かにし、心と身体が調和した健やかな成長へとつなげていきましょう。
