残念な事ですが、最近は子供を狙った悪質な犯罪が増えています。
安全であるはずの公園、施設、そして学校の行き帰りまでも。
親としてはとても心配なところです。
防犯ブザーや、子供向け携帯電話など、子供の防犯対策としてのグッズがたくさんあって、何を持たせようか、何か持たせたほうがいいのか?考えてしまいます。
ですが、結局のところ、どんな高性能な防犯グッズも、「その時!」きちんと使いこなせなければ意味がありません。
「携帯電話」を子供に持たす理由を忘れてはなりません。
とくに子供向け携帯電話(キッズ携帯)は、防犯の他にも子供にとって魅力的な機能がたくさんあります。そして、どちらかといえば子供はそちらの方に興味をひかれがちです。
メール機能やお友達とのやり取りばかりの使用になりがちなのです。
携帯電話が楽しく身近になるのはいけないことではないですが、いざという時にちゃんと使えて、きちんと役立ってくれるように、事前に親子で使い方の勉強・説明をしておくことは大切ですね。
そして、ただ言葉で説明するだけでなく、実際にシミュレーションしてみるのが良いでしょう。
1回やって終わりではなく、日頃から使い方を教えておくことで、いざという時にも自然と使えるようになります。
また自分自身の事についても、よく考えておくことも大切です。
実際に万が一の事が起きて、子供から緊急連絡があった場合のことを想定してみてください。冷静に判断できますか。
遠くに離れた場所で、子供からSOSがきた場合はどうしますか?
とりあえずは電話で子供に指示をする事しかできません。
危険な状況になったら大人だって動転して、どうしたら良いか分からなくなってしまいます。
そんな時に、親が落ち着いて対応してあげれば、子供も安心して対応することができます。
緊急事態でも冷静に判断できるように、親子で色々なシミュレーションを立て、様々なシーンに対応できるように、よく対策しておくことが、大切ですね。
せっかく持たせている「携帯電話=防犯グッズ」としてのお役目の大切さでしょうから。