今、ほとんどの子供達が「塾」をを利用するようになりました。
公文のように幼稚園ごろからお稽古事の一環として始めるものから
小学校 中高年から通う塾はその意味合いも違ってきます。
塾と一口に言っても大きく分けると、学力の補助・補強をするための塾と、進学・受験などのために特別な勉強をする受験塾に分けられます。
進学塾と学習塾について
進学塾というのは受験対策のために指導内容が特別強化されている塾です。
小学校4年生くらいから通い始める子供達が増え、6年生では4割、中学生は半分の子供が塾に通っているそうです。
受験のために、各志望校別の対策がとられています。
小学校5年生頃には、志望校別(いわゆる偏差値)に子供の力の配分も違ってきて、早い子供では、すでに志望校は決まっています。
塾によっては、「○○学校専門塾」とかの各専門塾もありますね。
このような塾になると毎月の月謝も6年生頃には「平均的お父さんのお小遣い」よりも、確実に上です
ただ、進学塾という名前がついているくらいですから、学校の補強のために通いたい方は、学習塾のほうが良いと思われます。
実際に進学塾に入っては見たものの、いまひとつ希望と違うな、と感じた場合は、早めに子供と一緒に考えましょう。
学習塾は主に「学校の勉強の予習復習」に通う子供さんが多いです。
毎日の勉強の習慣も付きますし、
学校の授業内容に沿ったところが殆どでしょう。
学習塾に行き始めると基本的に学校のテスト?などの点数は格段にあがります。それは、「学習時間が増えた事」「先取りする・復習する」という流れの中で、子供の力が伸びていると考えられます。
地域の学習塾ならお友達も居るので、楽しいのかもしれませんね。
勉強の習慣が付いていないお子さんには、学習塾は楽しく勉強の習慣がつく場所としても有効かもしれません。
どちらにせよ、大切なのは
「なぜ、その塾に通う理由があるのか?」という事です。
多くの子供が塾に通うことが当たり前的になってきた時代です。
しかし、塾に通うためには経済的に塾代という壁もあります。
この塾代は兄弟が多い子供さんや選ぶ塾によっては家庭での負担は大きいものになります。
そのため、塾に通っている子・通っていない子の学力の差は近年、益々大きくなり社会的な問題となりつつあるようです。
このことから、学校自体も少し変化しています。
独自に集中授業をしたり、放課後の時間に先生方が独自のプランを立てている頼もしい学校などもマスコミでは取り上げれていますね。
塾に通うことなく、学校という平等な学習場所で全てが賄えられれば、こんなに嬉しい事はありません。
ただ、塾自体に通うことは悪いことではありません。
塾へ通うことで学力が上がるだけでなく、勉強をする習慣がつき、集中力も上がります。
得意な分野が見つかったり、苦手だった科目も好きになったりもしますよね。
また自分なりの学習方法や新たな進路が思いつくかもしれません。
誰もが抱く苦手な教科への不安、進路への不安。
そういうものが、学力の向上と共に自信へと繋がります。
その自信がさらなる学力UPへの力となり『もっと楽しく勉強したい』『もっと成績をあげたい』という前向きな気持ちにも変わっていく子供がおおいでしょう。
そういった意味でも上手に勉強というものに迎える姿勢が整うかもしれません。
塾の中で・・・
塾では学力別にクラスが分けられています。
集団・少人数・個別にわけて授業を行うこともできるので『みんなに遅れを取る』『ついていけない』という心配がなくなります。
ただ、このクラス分けは親にも子供にも
予想外の、思わぬ波紋を呼ぶ事があります。
テストなどの点数性のあるクラス分けならば、なおさらです。
成績優秀、やる気の在る子供さんなら特に問題はありませんが、
「上のクラスから落ちた、上がった」と大騒ぎになることも多々ありますので、そのあたりは注意です。
子供たちは敏感に感じています。
傷付いたり、やる気を失ったりとなる可能性もあるわけです。
ですから、クラス分けの在る塾では
「自分の目的」を見失わないで下さい。
無理をして、上のクラスに上がってしまい、力が付かなくなってしまったら何の為かわからなくなります。
私自身は学習塾に楽しく通っていた派です。
子供は進学塾に通った派です(笑)。
私的な意見ですが、中学受験をするには、
進学塾に通ったほうが良いと思いました。
子供を見ていて思いましたが、目的を持って勉強する事は辛い事もありますが、それ以上に喜びも大きいようです。