「日本舞踊」と聞いてもあまりピンと来ないという方もあるでしょうし、興味はあってもどのように学んでいいのか分からな い、またお金がかかりそうだ、と思っていらっしゃる方も多いと思います。
日本舞踊の歴史は古く、江戸時代初期から400年にも渡る伝統的な踊りです。
大衆の中から生まれた芸能です。
舞踊の起源には諸説が色々ありますが、いちばん有力なのが、400年前ごろに巫女達がお守りを売る客寄せのために始めた“念仏踊り”と言われます。
。これは巫女達が数人のグループになり、鐘を打ち鳴らしながら唄い踊ったといわれるもの。
そのなかでとりわけ評判をだったのが“出雲の阿国おくに”と呼ばれる女性です。
ですから、創始は、出雲の阿国が創始した歌舞伎踊りといわれています。
現在では約200以上の流派があり、日本だけではなく世界中でとても高い評価を受けています。
その、たくさんある流派の中でも5大流派と呼ばれているものがあります。
■花柳流(はなやぎりゅう)
門弟は全国に2万人を数え、日本舞踊の流派において最大とされる。家元は4世花柳壽輔。(2007死去)
全国に多きために、一番初めに当たりやすいのではないだろうか。
■藤間流(ふじまりゅう) 参考HP http://www.nihonbuyo-portal.com/newnp/buyoka.shtmlおおまかな振りの舞踊が特徴で、花柳流の細かい振付と対照的に比較される。1704年頃に藤間勘兵衛が創流し、「家元」勘右衛門派と、「宗家」勘十郎派の二派に大別される。
■若柳流(わかやぎりゅう) 参考HP http://www.wakayagiryu-souke.jp/花柳流を離れた花柳芳松(若柳芳松、のち1905年初代若柳寿童(じゅどう))が興した流派である。
東京都の柳橋や各地の花柳界を中心に地盤を築いた流儀で、振りの繊細さと全体の品位を大切に振りを取り入れている(6派にわかれる)
■西川流(にしかわりゅう) 参考HP
http://www.nishikawaryu.jp日本舞踊の流派の中では最も古い。初代西川仙蔵は能の囃子方から歌舞伎の鳴物師となった人物であり、その後に振付師として西川流を興す。
■坂東流(ばんどうりゅう) 参考HP http://www.bando-ryu.jp/
3代目坂東三津五郎を祖とする。3代は初代の子で、舞踊の名手として化政期の代表的俳優だった。
日本舞踊を習っていく中で先生たちは小さな子供でも『自分のことは自分で』という躾もします。
自分の着物は自分でたたみ、練習に使うものは自分で片付けるようにしています。
また「礼で始まり礼で終わる」という日本舞踊で大切なお辞儀の仕方から歩き方なども勉強します。
日本人が忘れてしまった、美しい日常を取り戻せるのは日本舞踊の教育にはいっています。
日舞を学び、日常に取り入れる、すばらしいお稽古です。
最近では外国人も日本舞踊に興味を持ち、習いたいという人も増えているそうです。
日本舞踊を通して日本の良さが外国の人たちに伝わるといいですね。
普段はあまり、外国の方と接する機会がない子供達も、舞踊を通じて仲良くなることもあるようです。
小さな子供でも先生の真似をしながら一生懸命覚え、しっかりとした口調や立ち振る舞いをしているのを見ると、『私よりしっかりしてるかも・・・』と思ってしまいますね。
【和の心】を学ぶことができ、遊び心のある踊りもあるので小さな子供のリズム感を養うこともできます。
私も4年間ほどですが、娘が短い間お世話になりました。
とても楽しそうに、そして、着物を着ている間だけですが、身のこなしもおちついていましたよ(笑